リサイタル終演♪
おはようございます。
先日5月21日(日)、高槻城公園芸術文化劇場の太陽ファルマテックホールにて、中塚裕香ピアノリサイタル〜シューマン&ショパン〜を開催することができました♪
お客様の温かい雰囲気と、何から何まで丁寧なスタッフの皆々様のおかげで、緊張の中でも安心して演奏できましたこと、心から感謝しています。
まずは信頼する調律師さんに、真新しいキンキンのスタインウェイを出来るだけマイルドに仕上げていただき、その後のバックアップも素晴らしく、いつも親身なサポートを有り難うございます♪
共演してくださいましたチェリストの中島さんとはショパンの音楽を一緒に追求でき、当日のリハーサルでもアイディアが溢れてとても素晴らしい時間となり、感謝いたします
先日お世話になりました宇治から、お時間を割いて駆けつけてくださり、大ホールと小ホールを間違えて右往左往のお客様のご案内はじめ、小ホールのお客様の出入りを素晴らしく丁寧にお声がけくださったプロデューサー様♪
何でもお任せで、いつも申し訳ございません!
劇場スタッフや受付スタッフの方々、譜めくりの友人もとても丁寧に対応してくださり、私の勝手気ままな自主企画で、すっかり忘れていた打ち合わせ事項にも臨機応変なご対応でドシンと支えてくださり、心より感謝申し上げます。
毎年リサイタルは自身へのチャレンジをと思いプログラムを組んでいますが、今年はいよいよ大好きなシューマンを解禁させ、長年取り組みたくても取り組めなかった雲の上のような曲、「ファンタジー」(日本語では「幻想曲」)と向き合いました。
シューマンの30分の大曲に取り組むのは、ウィーンでの卒業演奏試験でのヘ短調ソナタ以来でしたが、先月宇治文化センターのコンサートでもシューマンの曲と向き合う機会をいただけ、今年はようやくまたシューマンを演奏できる!という喜びはとても大きかったのです。
その反面、シューマンを演奏すること=精神力との戦いのようなものですので、シューマンの音楽を今の自分が奏でられるのかという大きな不安もありました。
本番前練習を積んでも、漠然とした不安が消えず、シューマンに精神力を試されているような気持ちでいました。
そのような中で、当日は無心で音楽を奏でられましたこと、今後への一歩踏み出せたように思います。
私としては、意識が飛ぶか飛ばないかギリギリの状態で演奏しない限りは、シューマンの音楽の魅力を伝えることは難しいのではないかと感じていますが、その状態で演奏するとテクニック的な破綻が多く起きたり、何を弾いているのか分からなくなりバランスを崩したりと、シューマンに弾き飛ばされてしまいます。
ウィーンでの学生時代は先生もいてくださり、音楽漬けだった為に自然に出来ていた、その理想的な地点まで追い求めること。今回は1人のピアニストとして、その理想的な地点で弾き飛ばされない状態で演奏できるよう、自身が自身を厳しくレッスンして音楽と向き合えたことに感謝いたします。
ショパンもバラード以外はお初な曲でした。
マズルカのリズム感や流れ、音色やバランス、当日まで追い求められましたこと、また新たな世界に踏み出せたことを大変嬉しく思います♪
そうは言っても曲の完成度のことを考えると、まだまだ未熟なところ、グチャグチャになってしまい悔しかったところなど反省点は山のようにあり、また今後へ向けて改善改良できるように日々勉強していこうと思います。
長くなりましたが、最後にアーカイブ配信のお知らせをいたします。
2023年6月30日(金)までの限定公開で、アーカイブ配信をいたします。
詳細はホームページの「演奏会情報」に掲載していますので、ご覧くださいますと幸いです。
当日お越しくださいましたお客様でアーカイブ配信ご希望の場合、無料にてご覧いただけますのでご連絡くださいますと幸いです♪
この度は皆さま、本当にありがとうございました。